ANAマイルが貯まってきたらマイルの価値を高める長距離国際線ビジネスクラスの特典航空券を発券したいと思いませんか。
わたしはANAマイルJALマイルそれぞれ貯めていますが各種ポイントからの交換レートが良いANAマイルの方が早く大量に貯まっていきます。
でもいざ長距離国際線ビジネスクラスの特典航空券を予約したいと行動を始めても第一希望の旅程で発券するのは難しいですよね。
特にANAマイルを使った特典航空券の発券に難しさを感じます。
この記事は
マイルを使った長距離ビジネスクラス特典航空券を発券したい方
往路到着空港と復路出発空港が異なっても良いとお考えの方
マイルは十分に貯まっているので贅沢なマイルの使い方を許容できる方
の三つの要素に当てはまる方に向けて、わたしが実践しているマイルを使った長距離特典航空券発券方法についてご紹介したいと思います。
わたしが実践してみた戦術
例えば次の旅行先はイタリア ヴェネツィアを目標にしたとします。
ヴェネツィアには国際空港がありますが、日本からの直行便はありません。
そこで直行便が無いのならヴェネツィアに行くにはどこの空港で乗り継ぎしても良いと考えます。
ANAマイルを使えばスターアライアンス加盟航空会社特典航空券を発券できますが、一つネックがあります。それは全てルートに特典航空券の空き枠がある事。
355日先の日程を調べるとANA便は空き枠があるけど、ルフトハンザドイツ航空の特典航空券の空き枠がまだ開放されていないなんて事は良くあります。
また6か月先で検索すると提携航空会社を含めても長距離ビジネスクラス特典航空券に空き枠が無い事も普通です。
ここでわたしが取っている戦術は空席待ち予約です。
JALマイルの特典航空券の場合空席待ち予約は出来ませんが、ANA便に限定すれば空席待ち予約が可能です。
日本と欧州を結ぶANA便の空席待ち予約を片っ端から入れてしまいます。
羽田 – ロンドン(ビジネスクラス・ファーストクラス)
羽田 – パリ(ビジネスクラス)
成田 – ブリュッセル(ビジネスクラス)
羽田 – フランクフルト(2便×ビジネスクラス・ファーストクラス)
羽田 – ミュンヘン(ビジネスクラス)
成田 – デュッセルドルフ(ビジネスクラス)
羽田 – ウィーン(ビジネスクラス)
羽田 – ミラノ(ビジネスクラス)
羽田 – ストックホルム(ビジネスクラス)
羽田 – イスタンブール(ビジネスクラス)
ここで空席待ち予約を入れる際、二人の旅行なら一人ずつの予約記録を作るのです。
かなり労力が掛かるもののすべての空席待ち予約を申し込みした後はANAから「空席待ちがお取りできました」とのメール連絡が来るのを待つだけです。
わたしはANAマイレージクラブの上級会員ではなくただの平会員ですが空席待ちは意外と落ちてくるなと感じます。







空席待ち予約を組み合わせ発券
わたしが考えた戦術は「空席待ちがお取りできました」と連絡が来て往路の予約が取れた予約と復路の予約が取れた予約が取れた二つを一つに合わせて発券しようというものです。
ところがわたしはANA国際線特典航空券の予約ルールを詳しく理解していない事を思い知らされました。
ANA 公式Webサイトから二つの空席待ち予約を一つにすることが出来なかったため、ANAデスクへ電話し依頼しました。
するとANAデスクの回答は「同じ搭乗者であったとしてもまとめることはできず二つの空席待ちを一旦キャンセルしなければいけません」とのこと。
予約をキャンセルしてしまうと確保できていた席は次にキャンセル待ちをしている人のところへ権利が移ってしまいます。
見事にわたしの戦術は失敗したかと思いました。
しかしせっかく「空席待ちがお取りできました」と片道ですが確保できた予約。
これを生かす方法を考え一つの方法を思いつきました。
それは復路を捨ててしまう選択。
日本発欧州各都市へのビジネスクラス特典航空券空席待ち予約を入れ往路のみ「空席待ちがお取りできました」と連絡が来た予約。

一方、欧州各都市発日本へのビジネスクラス特典航空券空席待ち予約を入れ往路のみ「空席待ちがお取りできました」と連絡が来た予約。

運よく空席待ちが落ちてきた二つの予約をそれぞれ復路を捨てるつもりで最も少ないマイルで発券できるローシーズン、エコノミークラスで予約を確定させ発券してしまおうという作戦です。
必要となるマイル数は次の通りです。
シーズン | 日本 – 欧州 ビジネスクラス片道 | 日本 – 欧州エコノミー片道 | 発券に必要なマイル数 |
ローシーズン | 40,000マイル | 22,500マイル | 62,500マイル |
レギュラーシーズン | 45,000マイル | 67,500マイル | |
ハイシーズン | 47,500マイル | 70,000マイル |
二つの特典航空券を発券しますが、それぞれ復路を搭乗せずにキャンセルしてしまうことで無駄になるマイルが一人当たり45,000マイル発生してしまいます。
まとめ
この案の内どちらか一つをJALマイルを使って片道発券するのも良いかもしれませんね。
JALマイルで欧州各都市へビジネスクラス特典航空券を発券する場合、55,000マイル~となります。
わたしはANAマイルを貯めるのに主にポイントサイトを活用して得られたポイントを75%の移行レートでANAマイルへ交換しています。
この方法を使いレギュラーシーズン片道67,500ANAマイルを手に入れるために必要な各種ポイントは90,000円相当のポイント。
この90,000円相当のポイントをJALマイルに交換しても45,000JALマイルしか手に入りません。
ANAマイルの一部を捨ててしまってもANAマイルを活用した方がJALマイルより効率が良いと感じます。
またANA国際線特典航空券の空席待ちは14日前まで続けられます。
もしあなたがマイルをたくさんお持ちならぎりぎりまで第一希望を目指し、代替手段としてこの方法で復路を抑えておくという使い方も良いのではないでしょうか。
わたしはこれまで飛行機に乗らずに貯めたマイルで ロンドン・ニューヨーク・ハワイ・ヘルシンキへのビジネスクラス旅行を楽しんできました。
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この記事がANAマイルの使い方を悩んでいるあなたのお役に立てたなら幸いです。