海外旅行を計画すると海外旅行傷害保険をどう準備するべきか悩みますよね。
この記事は海外旅行を個人旅行でお考えの方に向けて海外旅行保険が付帯している年会費無料のクレジットカードがどれだけ役に立つのか、一般的な海外旅行保険と比べながら詳しく解説いたします。
これから海外旅行や海外出張にお出かけの方は、事前に適用条件等をご理解いただき参考になさってください。
Contents
海外では治療費は高額!治療に掛かる費用と平均入院日数
海外では日本に比べ治療費が高額になるのが一般的です。例えば、海外で盲腸(虫垂炎)の手術を受けると、クアラルンプールで234,200円、ロサンゼルスではなんと1,624,400円~2,165,800円も請求されるようです。
日本損害保険協会がホームページで、盲腸(虫垂炎)手術入院の都市別総費用のリストを公開していますので、その一部を抜粋、ご紹介します。
都市 | 総費用 (円) | 平均入院日数 |
ホノルル | 2,560,000円 | 2日 |
ロサンゼルス | 1,624,400円~2,165,800円 | 2日 |
ロンドン | 1,302,800~1,737,100円 | 2~3日 |
ゴールドコースト | 1,021,100円 | 2~3日 |
マドリード | 1,014,400円 | 5~7日 |
シンガポール | 154,800~773,800円 | 1~2日 |
クアラルンプール | 234,200円 | 3~4日 |
上海 | 112,500日 | 7日 |
出典:日本損害保険協会ホームページ
国内のように健康保険を利用できず全額負担となる海外での高額治療費用には海外旅行傷害保険で備えたいですね。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険と保険会社に都度加入する海外旅行保険の違いとは?
補償対象範囲、保険金額の違い
保険会社の海外旅行保険の一番の特徴は、支払う保険料によって補償の範囲や保険金額が変える事ができる点です。
一方クレジットカードの付帯保険は疾病死亡には対応しておらず、その他補償内容は一律であり厚くすることはできません。また複数ある補償項目の中では死亡・後遺傷害補償よりむしろ傷害・疾病補償の保険金額がしっかり付帯されている方が利用価値が高いと考えられます。
治療費の支払方法の違い
クレジットカード付帯の海外旅行保険の場合、病院で治療費を一旦立て替え、帰国後に保険金を請求する必要がある場合があります。
一方、保険会社の場合はほとんどの場合治療費を立て替えすることなく治療を受けられます。(キャッシュレスメディカルサービス)
補償期間の違い
クレジットカード付帯の海外旅行保険が適用になるのは出国から90日間です。
一方、保険会社の場合は日数を選択することができ、日数に応じて保険金額が変更します。
クレジットカードに付帯する海外旅行保険の実力とは
自動付帯と利用付帯
クレジットカード付帯の海外旅行保険は、自動付帯保険か利用付帯保険のどちらかに分かれます。
自動付帯保険とは、クレジットカードを利用しなくても自動的に付帯される保険のことで、当該クレジットカードを所有しているだけで保険が適用されます。
一方、利用付帯保険は旅行代金、日本出国前あるいは出国後に「公共交通乗用具」と呼ばれる航空機、電車、船舶、バス、タクシーなどのいずれかの乗り物を利用、その代金を保険が付帯するカードで支払うことで保険が適用されます。
もちろん、利用付帯よりも自動付帯の方が利便性は高いのは明らかですが、ツアー代金や航空チケット代金の決済をカードで支払うことで利用条件はクリアできますので、利用付帯条件をクリアするのが難しいことはありません。
クレジットカード付帯保険でキャッシュレスメディカルサービスを受けるながれ
クレジットカード付帯の海外旅行保険は立て替え払いが必要な場合がある述べましたが、一部のクレジットカードはキャッシュレスメディカルサービスに対応しています。
- クレジットカードの海外サポートデスクに電話で相談
- 海外サポートデスクはカード会社にカード会員であることを確認
- 海外サポートデスクがキャッシュレスメディカルサービスに対応している提携病院を探し予約
- 病院予約完了の連絡が来たら受診する
- 保険会社が病院に支払する
キャッシュレスメディカルサービスの利用方法は有料海外旅行保険と同じですが、カード会社への本人確認作業が無い分、手配が早く行えます。
カード会社が深夜や休日など休みの時間帯だとカード会員確認に時間がかかり、病院での受診が翌日になることもあるので注意が必要です。
個人旅行向けの海外旅行におすすめの補償が手厚いクレジットカード
最重要項目である傷害・疾病治療保険が充実している年会費無料のクレジットカードおよびおすすめポイントを紹介します。
エポスカード
「エポスカード」は、関東に店舗の多い「丸井グループ」が発行しているクレジットカードです。
- 永年無料で最短即日発行
- 海外旅行保険は自動付帯
- 国際ブランドは世界シェア1位のVISA
- 緊急医療アシスタンスサービス(キャッシュレスメディカルサービス)が24時間日本語でサポート
エポスカードの海外旅行保険の主な内容は以下の通りです。(引受保険会社:三井住友海上火災保険株式会社)
保険内容 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
エポスカードは丸井店舗にあるエポスカードセンターにいけば最短即日発行も可能ですが、時間に余裕が有ればお得に申し込む方法が他にあります。
またエポスカードを継続して利用を続けていると、永年年会費無料のエポスゴールドカードのインビテーションが届きます。
エポスゴールドカードなら更に保険金額が充実します。
保険内容 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
傷害治療費用 | 300万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 300万円(1疾病の限度額) |
賠償責任 | 2,000万円(1事故の限度額) |
救護者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品傷害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
エポスカードの緊急医療アシスタンスサービス(キャッシュレスメディカルサービス)では海外旅行保険事故受付センターへ電話連絡すると、24時間いつでも日本語で対応し、さまざまなサービスを速やかに手配してもらえます。
緊急医療アシスタンスサービスの内容
医療費キャッシュレスサービス
患者の医療施設への移送
患者の本国への送還
現地での埋葬
遭難された場合の捜索・救助など
※緊急医療アシスタンスサービスは、三井住友海上火災保険(株)が国際的アシスタンス専門会社である「AXAアシスタンス社」等との提携により提供されています。
サービスの費用について
・海外旅行傷害保険で補償される金額までは保険金として精算されますので、会員の方の自己負担はありません。
・サービスの費用が保険金額を超えた時、または費用の一部が保険の対象とならない時は、保険で補償されない費用の不足分及び、アシスタンス会社の手数料は自己負担となります。不足分を現地でご負担いただけない場合は、緊急医療アシスタンスサービスを受けられません。
もしもの時の連絡先
海外旅行中に不慮のケガや事故、病気に見舞われた場合には、エポスカード海外旅行保険事故受付センターまで、お電話でご連絡ください。
保険金額が支払われない主なケースについて
下記に該当する場合は保険金が支払われないのでご注意ください。(一部抜粋)
山岳登はん(ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等の登山用具を使用するもの)、リュージュ、ボブスレー、スカイダイビング、ハンググライダー搭乗等の危険な運動を行う場合。
被保険者の妊娠、出産、流産、外科的手術その他の医療処置。
歯科疾病。
旅行終了後72時間以上経過後に発病した病気。
ピッケル、アイゼン等登山用具を使用する山岳登はんを行っている間に発病した高山病。
保険金額の不足が心配な方へ
エポスカード付帯の海外旅行保険金額に不安を感じる場合、保険金限度額を上乗せする方法が二つあります。
保険付帯カードを複数枚所有する
海外旅行保険付帯のクレジットカードを複数枚所有している場合、保険の限度額は以下のように適用されます。
傷害死亡/後遺傷害 : 最も保険金額の多い金額
傷害治療 : それぞれの保険金額を合算
疾病治療 : それぞれの保険金額を合算
傷害死亡/後遺傷害保険項目以外は、保険金限度額は合算されるので海外旅行保険の付帯するクレジットカードを作成することで保険金額を増やすことができます。
保険会社の有料保険に加入する
・補償額を高くできる。
・フリープラン保険を選べば、必要な補償だけ掛けられる。
フリープラン保険を取り扱っている会社のうち、料金・内容からみてジェイアイのtabihoという保険をおすすめします。
海外旅行傷害保険のまとめ
傷害・疾病治療保険はいくらあれば安心できるのか
先ほどの日本損害保険協会ホームページの例を見ても補償額が大きい程安心できると言えます。
空港や保険代理店などで取り扱っている海外旅行傷害保険が優れているのは、傷害・疾病治療保険を無制限にする事ができるためです。
それではクレジットカード付帯の海外旅行保険を作成する意味は何だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、それなりに理由があります。
ただ、さすがに無制限というのはクレジットカードを持つだけでは不可能なのも事実です。
大切なことは、自分の所有しているクレジットカード付帯の海外旅行保険がどれだけあるのかまた行使する方法を知っていることです。
不足していると思われる補償額を補うために複数のクレジットカードを作成したり、心配な部分を一般の保険会社の海外旅行保険に加入すれば少しは安心して旅行に行くことができるのではないでしょうか。
旅行では問題が起こらないことが一番ですが、病気になってしまうとせっかくの旅行が台無しになるだけでなく金銭的な心配を払拭するためにも、まずはエポスカードから準備を始めることをおすすめします。
わたしは飛行機に乗らずに貯めたマイルでロンドン・ニューヨークへのビジネスクラス旅行を経験しました。
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