マンハッタン観光に地下鉄の利用は便利です。私たちはマンハッタン訪問中、交通手段を地下鉄に頼りました。
この記事は2018年8月全米オープンテニス観戦の為、訪れたニューヨークで管理人が経験した地下鉄の利用方法および注意点についてご紹介します。
Contents
エアトレイン・地下鉄・バス利用にはメトロカードが必須
ニューヨークでは地下鉄(SUBWAY)や列車・バスを利用する時、共通切符、乗車券であるメトロカードを使用します。
メトロカードはチャージ式プリペイドカードですが、日本の交通電子マネーSuicaのような非接触型ではありません。
メトロカードの特徴
発行手数料
新規発行時$1の手数料が必要
有効期限
カード裏に記載。このメトロカードの有効期限は2019年10月31日です。

購入タイプ
Regular(レギュラー)
$5~$80の好きな金額を指定し購入、購入時ボーナス有
※ボーナス
$5.5以上をチャージする場合、チャージ金額の11%がボーナスとして追加チャージされる
1枚を4名まで同時に使用可能
色が黄色いカード
Unlimited Ride MetroCard(アンリミテッド・メトロカード)
7日間/地下鉄・普通バス乗り放題
30日間/地下鉄・普通バス乗り放題
7日間/地下鉄・普通&急行バス乗り放題
2名での使い回し不可
色が黄色いカード
Single Ride Tickets(シングルライドチケット)
1回のみ乗車有効
日本のような区間制ではなく時間制(2時間以内)均一料金
色が白いカード
購入場所
販売機が改札近くにあるので探してください。
小さな駅では利用可能な自動券売機が1台しか稼働しておらず、後ろに人が並ぶとプレッシャーを感じますのでたくさんの自動券売機がある大きな駅での購入をお勧めします。
販売機の上部に電子掲示板で Metro Card と表示されていれば、新規発行可能です。

Coins only at と表示されている場合はコインしか使えません。
窓口でも購入できますが、現金のみの取扱いなのでご注意ください。
対応乗り物
エアトレイン、地下鉄、ルートバス
(LIRR、ロングアイランドレイルロードは利用不可)
メトロカード購入のながれ
開始画面
スタート画面は広告表示になっています。
「Start」をタッチします。

言語を選択できますが、残念ながら日本語はありません。

種類選択
メトロカードのタイプを選択
Fast $9 Metro Card
$9.00に$0.45のボーナスがチャージされたメトロカードの新規発行。発行手数料として$1取られます。
Single Ride
1回限りの切符、2時間限り有効
Metro Card
メトロカードへのチャージ又は新規発行

Metro Card(メトロカード)を選択すると、チャージするのか新規で発行するのか選択画面が表示されます。

メトロカードをお持ちの方は
「Refill your card」 チャージを選択
メトロカードに金額をチャージ又は乗り放題を購入できます。
今回、「Get New Card」 $1.00 Fee Appliesを選択しました。
メトロカードを購入するには発行手数料として$1費用が掛かります。
金額を指定もしくはアンリミテッド乗り放題の日数を選択
次にメトロカードのタイプを選択する画面が表示されます。
Add Value か Add Time を選択します。
金額をチャージするなら Add Value ですが、乗り放題を購入するのでAdd Time を選択。
次に Which Unlimited Ride ? と尋ねられます。

今回は7日間乗り放題$32を選択しました。
支払方法を選択
「Cash(現金)」、「ATM Card(キャッシュカード)」、「Credit Card(クレジットカード)」から選択
ATMCard
金融機関が口座開設者向けに発行するキャッシュカード
CreditCard
クレジットカード
ここはクレジットカードで支払います。

郵便番号を入力
クレジットカードを挿入、4桁の暗証番号を入力すると続いてZIP code(郵便番号)の入力を求められます。

郵便番号の入力ですが、日本の郵便番号は入力しないでください。
日本のクレジットカードを利用するなら”9999″あるいは”99999″を入力してください。
わたしはこれが分からず、ニューヨークへ到着した日、ジャマイカ駅のLIRR切符購入に悪戦苦闘しました。
現地の日本人に教えてもらいメトロカードを新規発行できましたが、この認証が承認されないと購入できないので記憶に留めておいてくださいね!!
金額を確認
クレジットカードへの請求額が表示されるので良ければ「OK」を押します。
メトロカードが出てきますので受け取ります。

Recipt(領収書)の要否を尋ねられますので「Yes」を選択、受け取りましょう。
メトロカードを紛失した場合、問い合わせに必要なシリアル番号などが記載されています。
カードを紛失された時は、212-MetroCard(212-638-7822)へお問い合わせください。
2018年9月1日現在、メトロカードの料金表は以下の通りです。
メトロカード料金表
Subway,Local Bus and Select Bus Fare $2.75
Reduced-Fare $1.35
Unlimited Ride MetroCard:
30-Day $121.00
7-Day $32.00
Single Ride Ticket(sold at subway $3.00
vending machines only)
Express Bus Fare $6.5
Reduced-Fare(off-peak only) $3.25
Express Bus Plus 7-Day(also valid $59.5
on subway and local bus)
1回限りの乗車券は$3.00ですが、メトロカードで支払えば1回の乗車につき$2.75です。
地下鉄乗車回数が限定されているなら必要な金額のチャージがお勧めです。
7-Day Unlimited
7日間乗り放題、$32で乗り放題になります。
12回以上地下鉄に乗車すれば、割安になります。
NY滞在中、気兼ねなく地下鉄を利用し観光するならこちらの購入をお勧めします。
Express Bus Plusは高速バス利用者向けです。
JFK国際空港から地下鉄を利用してマンハッタンへアクセス可能

料金
エアトレイン$5.00 地下鉄$2.75
エアトレイン(AirTrain)で地下鉄乗換駅へ
JFK空港からマンハッタンへ地下鉄を利用して向かうにはエアトレイン(AirTrain)でジャマイカ駅かハワードビーチ駅へ行き、地下鉄(Subway)A、E、J、Z線に乗り換えます。
エアトレイン(AirTrain)+地下鉄線の利用方法
エアトレインジャマイカ線(Jamaica Station Line)利用
地下鉄サトフィン・ブルバード/アーチャー・アベニュー駅(Sutphin Blvd/Archer Avenue/JFK Airport Station)からMTA(メトロポリタン交通局) Subway、ニューヨーク地下鉄のE(クイーンズ方面)系統J/Z(ブルックリン方面)系統に乗車可能。
エアトレイン到着のジャマイカ駅改札手前の自動券売機では地下鉄のUnlimited MetroCard(乗り放題切符)は購入できません。

ハワードビーチ線(Howard Beach Line)利用
地下鉄ハワードビーチ駅(Howard Beach/JFK Airport Station)からニューヨーク地下鉄のA(ブルックリン方面)系統に乗車可能。
ジャマイカ線同様エアトレイン到着のハワードビーチ駅自動券売機では地下鉄のUnlimited MetroCard(乗り放題切符)は購入できません。

所要時間
地下鉄経由ダウンタウン
Aライン フルトンストリート/ブロードウェイ・ナッソーまで55分
Jライン カナル・ストリートまで65分
地下鉄経由ミッドタウン
Eライン ニューヨーク・ペン・ステーションまで50分
地下鉄経由アップタウン
Aライン 125丁目まで75分
わたしはJFK国際空港からマンハッタンへエアトレインとLIRRを乗り継いで移動しました。
こちらの記事も参考にしてください。
地下鉄の乗り方、乗継方法
ニューヨーク市地下鉄の乗車に必要な情報は
- 駅名
- 行先
- 路線番号
の3つです。
地下鉄の入り口には丸いランプまたはポール型の照明が立っています。

色が赤色の時はメトロカードを持っていないと通れない改札です。

階段やエレベーターの前に、駅名と路線番号が表示されています。

同じ駅でも南行きダウンタウンDowntownと北行きアップタウンUptownで入口が異なる場合があります。
乗り口を間違えると中で通じていないこともあり、駅員さんに事情を説明し入り直すことになってしまいます。
自分の居る位置と目的の場所の方向を路線図で確認、間違えないようにしましょう。
改札に入る前に再確認を
改札に入る前に、路線番号と行き先を再確認しましょう。
改札は出入口共通、Entryと表示された改札から入場します。

メトロカードは日本のような非接触式ICカードではなくスライド式の磁気カードです。
改札口に日本で見かけるクレジットカードをスライドさせて認証するような端末があります。
この端末にメトロカードをスライドさせましょう。
スライド方法ですが、メトロカードの黄色の表側を左になるように、磁気部分を下に向け奥へスライドさせます。
うまくいかないとエラーとなってしまいます。
先人の様子を伺い、トライしてください。

上手く認証できたかどうかはEntry下にある画面に表示されます。

GO PASS と表示されれば通行可能です。

回転式バーのロックを押し入場します。

エラーを何回も繰り返してしまうと、「使用不可」とされてしまいます。
もしそうなってしまった場合は、ブース(窓口)の係員に申し出て事情を説明しましょう。
改札脇にメトロカードの残高を確認出来る機械も設置されています。

乗り継ぎ
地下鉄の乗り換えは改札をでなければ何回でもOK。
乗り継ぎ駅で降車後は、路線サインに従って行けば目的のホームに行くことができます。

ここでも行き先方面が北行きアップタウンUptownか南行きダウンタウンDowntownか気を付けましょう。
下車方法
地下鉄車内では次の停車駅や乗り換え路線アナウンスがありますが、ネイティヴの発音なので、慣れていない方には聞き取りづらいかもしれません。
ホームには駅名が表示されているので、目的の駅が近づいてきたら良く確認しましょう。

電車から降りたら出口Exitの表示に従って行くと出口専用の扉があります。

タイムズスクエアのような大きな駅では出口に最寄りの通り名が記されている場合があるので参考になります。
地下鉄アプリが便利
地下鉄アプリがあれば路線図はもちろんの事、遅延情報や運航スケジュールの変更もチェックできます。
渡航前にダウンロードすることも可能なのでおススメです。
わたしが実際に現地で利用してみたアプリを紹介します。
アプリ名
New York Subway
ダウンロードして利用しましたが、広告サイトに飛ばされることが多く利用の頻度が下がりました。
Exit Strategy NYC(有料480円)
有料アプリですがとても参考になりました。
使い方をご紹介します。

目的地の駅をタップ。続いて路線をタップします。

車両とドアから近くの改札口がわかります。

改札口を出るとどの通りに出られるかが分かります。

左上の< Maps をタップすると。

わたしは主にSubway Map を利用しました。

地下鉄の全体図が表示されるので、拡大します。

目的地の駅名をタップします。

乗車のライン名をタップします。

UptownかDowntownを選ぶと、

電車を降りてから目的地へ向かうにはどこの改札口から出ればよいのかが分かり役立ちました。
まとめ
日本の地下鉄との違い
メトロカードは日本の交通系Suicaのような電子マネーによる非接触ではなく、磁気タイプのカードです。
料金は距離制ではなく時間制、二時間までなら乗換えも自由です。
入場時にメトロカードで支払い、改札出口ではメトロカードは不要です。
エスカレーター、エレベーターが少なくスーツケースなど重い荷物を抱えながら階段利用を強いられることもありました。
構内は空調システムがなく、夏は熱気がこもり夜になってもとても暑かったです。
24時間営業しています。
路線名は無く色と数字・アルファベットで表現されます。
向かう方向は南行きダウンタウンDowntownと北行きアップタウンUptownと表示されます。
ニューヨークの公式地下鉄マップは下記よりご確認ください。
⇒http://web.mta.info/nyct/maps/subwaymap.pdf
地下鉄乗車券、メトロカードは乗車予定回数によりおススメする購入方法が異なります。
Add Value メトロカードに金額をチャージ
地下鉄乗車回数が限定されているなっらこの方法で必要な金額をチャージするのをお勧めします。
$5.5以上をチャージする場合、チャージ金額の11%がボーナスとして追加チャージされるので考慮に入れます。
7-Day Unlimited 7日間乗り放題は$32で乗り放題になります。
12回以上地下鉄に乗車すれば、割安になります。
滞在中、気兼ねなく観光するならこちらの購入をお勧めします。
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